何かいい本はないかな、と思ってAmazonを検索していると、稲盛和夫さんの著書『生き方』という本に出会いました。
稲盛和夫さんは、言わずと知れた京セラの創業者として有名な方です。
稲盛さんは著書もたくさん出しており、ベストセラーも多くあるそうです。
(お恥ずかしながら、私はそこまで存じ上げませんでした。。。)
私が手に取った(Kindle版ですが)この『生き方』は、おそらくその中でも最も反響のあった著書の一つのようで、私でさえ、そのタイトルには見覚えがありました。
Amazonにおけるレビュアーの評価もかなり高かったので、とりあえず読んでも損はなさそうだし、Kindle版もあるし(笑)、ということでポチッと購入したわけです。
そして、読んでみると・・・
最後まで一気読み(笑)
内容としては、そのタイトルからも窺えるとおり、著者の「生き方」、すなわち彼が何を大事として生きているのか、ということが書かれています。
このようなタイプの本はそれほど珍しいものではありませんが、欧米的な考え方に偏りがちな若手の成功者の本とは違い、さすが昔の人(失礼かもしれませんが・・・)!、と感心してしまう程、昔の「日本」が大切にしていたはずのこと、いや、昔の人でも多くの人が見失いがちだったであろう「生き方」が、ここには綴られています。
「世のため人のためになることをする」という「利他の精神」に主眼を置き、仏教的な側面を持つ著者からのメッセージは、古臭さを感じさせたり、非科学的で根拠のない精神論に止まるに過ぎないかと思いきや、なんだか心が洗われるような、悪い夢から覚めたような気持ちにさせられます。
おそらく多くの読者がそうであるように、私も、忘れていたたいせつなことを思い出せたような気がします。
これからの人生を素晴らしいものにできるという希望と確信を持てる、必読の書です。
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