2013年11月12日火曜日

上下関係を考える

ご覧になった方もいるかと思いますが、昨日、TVで「上下関係」をテーマとしたバラエティ番組が放映されていました。上下関係というか、先輩後輩関係。

「先輩」側の芸能人と、「後輩」側の芸能人の2人1セットが複数組、ゲストとして出演し、MCに弄られながら、「先輩」側と「後輩」側それぞれから意見やエピソードを述べるという内容。

芸能界の様々な分野、例えば、お笑い芸人、アイドルグループ、歌舞伎界、スポーツ界などからゲストが来ており、中々興味深く、思わず見てしまいました。

とはいえ、大体の大筋としては、私たちが普段、上下関係の中で感じたり、体験したりしているような話なので、特別目新しい内容だったわけではないのですが、上下関係について考える良い機会にはなりました。

このTV番組の中では、先輩は後輩に対しこういう風に接するべきだ、とか、こういう風にすれば先輩から可愛がられる、といったように、「正しい上下関係」みたいなことが議論されていましたが、「正しい上下関係」って何なんだろうと思いながら見ていました。

もちろん、バラエティ番組はショーなので、このTV番組に文句を言うつもりはありません。
ゲストの話に共感したり、感心した部分もたくさんありました。

でも、その「正しさ」は、そのグループを構成する人や時代などに応じて変わります。
おそらく、今、20代以下の人たちの中には、現在多くの組織で主流となっているであろう上下関係の形に疑問や不満を抱いている人もたくさんいるのではないかと思います。

本当は納得いかなくても、組織で上手くやっていくために、求められる上下関係の形に合わせざるを得ないことも多いでしょう。

でもそれは、組織の核になっている人たちが正しいと思うルールに過ぎません。
今の若い世代が組織を動かす中心になる時代が来た時、世間一般の「正しい上下関係」はどのようになっているのでしょうか?

若い世代が今の「正しい上下関係」に染まり、それがこれからも「正しい」こととされていくのか、それとも、新たな「正しい上下関係」が形成され、常識となるのか。

個人的には、どんな形になるんであれ、後者を期待します。
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