2013年11月10日日曜日

物語シリーズ最新巻 「終物語(上)」 レビュー

先日発売されたばかりの、西尾維新氏の人気シリーズ、物語シリーズ最新巻「終物語(上)」、読了しました!!

いやーーー面白い!

俄然、面白くなって参りました。

今回は、「もう一度100パーセント趣味で書きました」とのことで、作者あとがきによれば、初心に立ち返って書いたとのこと(第1巻は「100パーセント趣味で書きました」だったんです。)。
趣味で書いたら筆が乗りすぎて上下巻の分冊になってしまったとか(笑)。
作者自身も懸念してましたが、「終物語(中)」が出ないことを祈ります。
いや、むしろ出て欲しい(笑)


今回出た「終物語」は、セカンドシーズンに続くラストシーズンの第1作目。
セカンドシーズンでさらに深まった謎が、ラストシーズンで遂に解き明かされて行くことになります。

・・・ちゃんと解き明かされますよね?


特に、「忍野扇(おしのおおぎ)」。
セカンドシーズンの謎の中心人物である彼女が、ラストシーズンのキーパーソンであることは間違いありません。

「一体こいつは何者なんだ?」

「なんでそんなことを知っている?」

「忍野メメの姪っ子って・・・」

セカンドシーズンで怪しさをこれでもかと振りまいたこのキャラクターの正体が、徐々に明かされていくはず。


という期待を胸にページをめくると、

やはり本巻は、どうやら忍野扇が大活躍(?)しそうな感じ。

それも、忍野扇と主人公、阿良々木暦が絡むお話のようだ。
これはテンションが上がらざるを得ない!


と、喜々として読み始め・・・・




あっという間に最後まで読んでしまいました。


本巻は、「今の」阿良々木暦のルーツに迫る物語。
「友達を作ると人間強度が下がるから。」と言った阿良々木暦を形成するものを探す物語。
阿良々木暦が避けていた物語。
阿良々木暦が忘れていた物語。
阿良々木暦が思い出そうとしなかった物語。

そんな物語を、忍野扇という存在が、掘り起こし、 突き立て、弄ぶ。

忍野扇とは何者なのか。

その答えが出るのはまだ先のようです。

いや、もう出ているのか。




「忍野扇は忍野扇である。」

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